観劇日記takarazuka new

第12場
しつこくポーリーヌの最後の出番を語ります。
この場面、本当に好きで好きで、毎回楽しみでした。
イギリス本土を征服する。ハスプブルグ家でさえなし得なかったことを、ボナパルト家がやり遂げる。
その誇らしさ、優越感。体の奥底から湧き上がる高揚感。私はポーリーヌの表情からそんなことを感じていました。
それに水を差すジョセフィーヌを、邪魔そうに見やる。
ナポレオンの言葉に「そうよ、その通り!」と再び気分が高揚したのもつかの間、ジョセフィーヌラブな兄に腹を立てる。どうして兄上はこの人をこんなに大事にするの?私達より、ボナパルト家よりも大事なの?
・・・大丈夫、ジョセフィーヌはもうすぐ離婚されるから。跡継ぎを埋めないという理由でね。離婚後の待遇はいいけれどね。そう言えば、ナポレオンもネルソンも実子にはなかなか恵まれなかったね。どちらも未亡人と結婚して、奥さんは子供を生んだ経験があるのに自分の子は産んでくれなかった。
ナポレオンはジョセフィーヌと離婚後、オーストリア皇女(マリー・アントワネットの兄の娘)と結婚して世継ぎを持つことができました。ネルソンの娘は自分がネルソンの子であることを否定し続けた。ネルソン可哀想。

「獅子の時代」を高らかに歌い上げた後、ポーリーヌは冷たい目でジョセフィーヌを睨む。
ボナパルト家の栄光にあなたはいらないの。居る必要はないのよ。早く出て行って。そう言いたげに。
いや、ポーリーヌ様。ナポレオンにとってジョセフィーヌは女神に近いから、いくら貴女が嫌ってもナポレオンは永遠にジョセフィーヌを好きなままですよ。