観劇日記takarazuka new

ポーリーヌとリュシアン
二人とも、稀代の英雄ナポレオンの弟と妹である。
リュシアンは兄の部下として辣腕をふるう。ナポレオンの出世のために働く。
だが実は全部自分の為だ。内心「兄上、せいぜい出世してくださいよ。私のために」とか思っていそう。
ポーリーヌはナポレオンのために献身的に尽くす。せっせとフランス国内の政治情勢を手紙にして送る。
自分がナポレオンの力になれると兄に認められれば、「あの人」よりも役に立つと思われれば、嬉しい。
そのために毎日情報を収集する。もしかしたら、リュシアンに踊らされているのかもしれない。
リュシアンとポーリーヌを比べたら、どちらが政治家として有能だろうか。
リュシアンが「あの男が動き出した」と告げた時、ポーリーヌの表情がサッと変わる。
直前までジョセフィーヌに嫌がらせをしていた意地悪な小姑が、大袈裟かもしれないが政治家の顔になる。
私にはそう見えました。そしてナポレオンが皇帝に即位し、トラファルガー海戦の直前に決意を新たにする12場。
今日の午後公演をみましたが、ポーリーヌはナポレオンがというより、ボナパルト家がヨーロッパを支配する夢を見ているように見えました。
うまく言えないけれど、ナポレオン一人の栄光ではなく、自分も含めたボナパルト家の栄光。
その中にはジョセフィーヌは含まれていない。ボナパルト家の人間のみの栄光。
だがナポレオンは・・・奥さん大好きなのね。残念!

本日のお席 1階21列